2025.02.27
CDP2024気候変動において最高評価の「Aリスト企業」にエアライングループとして世界で唯一、3年連続選定

- ・ANAホールディングスは、CDP2024気候変動の最高評価である「Aリスト企業」に、世界のエアライングループとして唯一、3年連続で選定されました。
ANAホールディングス(以下、ANAHD)は、国際環境非営利団体であるCDP(※1)により、最高評価の「Aリスト企業」に3年連続で選定されました。3年連続で最高評価の「Aリスト企業」に選定されたエアライングループはANAHDのみです。CDP2024の気候変動分野でAリスト企業に選定される企業は、コーポレートサステナビリティにおいて透明性とパフォーマンスの観点でリーダーシップを発揮していると評価された企業です。
ANAグループは、CO2排出量削減のために、パリ協定が求める水準と整合した温室効果ガス排出削減目標であるとSBTi(※2)が認定した目標を掲げて、積極的な取り組みを推進しています。
航空機の運航におけるCO2排出量削減には、運航上の改善や低燃費機材の導入、さまざまな関係者と連携したSAF(Sustainable Aviation Fuel)活用に向けた取り組みをはじめとする航空燃料の低炭素化を軸に取り組んでいます。地上施設におけるCO2排出量削減には、施設設備の老朽化更新、非化石証書付き電力の購入、そして空港車両においては燃料にリニューアブルディーゼルを使用する低炭素化、EV化の実証実験にそれぞれ取り組んでいます。
ANAHDはこうした気候変動対策の取り組みとその経営に与える財務インパクトを、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の提言に沿って開示しています。
ANAHDは、今般の評価をグループの気候変動対策とその情報開示の取り組みが社会要請に一定程度応えていると評価されたものと受け止め、今後も航空業界の脱炭素化と持続可能性を追求し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。
※1 CDPについて(参考URL: https://cdp.net/ja)
CDPは、英国の慈善団体が管理する非政府組織(NGO)であり、2000年に設立されました。CDPの環境情報開示とその評価プロセスは、企業の環境情報開示におけるグローバルスタンダードとして広く認知されています。CDP を通じて2024年にデータを開示した企業の数は24,800社を超え、世界の時価総額の66%以上を占めています。日本企業全体では、プライム市場上場企業(2024 年 4 月 1 日時点)の 7 割以上を含む 2,100社以上が CDP を通じて情報を開示したとされます(出所:CDPプレスリリース「世界の大企業は、気候変動のビジネスチャンスを5兆米ドルと推定―従来の予測の2倍に〈2024年11月13日発表〉)。
※2 SBTi (Science Based Targets initiative)
企業がパリ協定の目標達成に向けて、科学的な根拠に基づいた温室効果ガス排出削減目標を設定することを推進する国際的なイニシアティブ。企業の設定した目標が科学的な根拠に基づいているか、パリ協定の目標と整合しているかの審査と承認を行っています。CDP、国連グローバル・コンパクト(UNGC)、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)の4つの機関による共同運営。
以上
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