2022.11.11

【ANA】西村環境大臣がANA Green JetでCOP27へ向けて出発

  • ・エジプトで開催されているCOP27へのご参加にあたって、ANAのサステナビリティ推進をテーマとした 特別塗装機ANA Green Jetを西村環境大臣にご利用いただきました。

エジプトのシャルム・エル・シェイクで開催されている国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)へのご参加にあたって、西村明宏環境大臣にANA Green Jetをご利用いただきました。ご利用区間は羽田―フランクフルト間のご移動で、2022年11月11日のNH203便にご搭乗いただきました。
 ANA Green Jetは、サステナビリティをテーマとした機内サービス品の活用、運航オペレーション等さまざまな施策を展開し、ANAの脱炭素に関する取り組み推進に向けた特別塗装機です。

【フライト概要】

  • 便名:ANA203便 羽田発フランクフルト行き
  • 出発時間:21:00 – 21:30(JST)
  • 到着時間(予定):05:20AM(現地時間)
  • 機材:ボーイング 787-9型機 (JA871A)

【全日本空輸株式会社(ANA) 井上 慎一代表取締役社長コメント】
この度は西村環境大臣にANA Green Jetをご利用いただき、深く感謝申し上げます。急速に進む気候変動への対策は待ったなしの状況ではありますが、人とモノを世界とつなぎ、国際交流、経済成長における航空輸送の役割は将来にわたっても変わることはありません。これからも官民さまざまな関係者と連携してSAFの普及等に努め、次世代に課題を先送りすることなく、今後も持続可能な航空ネットワークで日本のカーボンニュートラル実現および国際社会における環境対策に貢献してまいります。

【ANA Green Jetについて】

1. 機材の特別デザイン、および特殊加工について

  • ・環境の概念を表現する「水と緑」をモチーフとしたデザインのボーイング787型機を合計2機運航します(国内線:JA874A、国際線:JA871A)。
  • ・CO2排出量削減に向け、第一弾の施策としては「サメ肌効果」が期待されるリブレット技術を、株式会社ニコンの技術協力の もと、新たに導入します。機体の空気抵抗低減およびCO2排出量削減と本技術の耐久性等を検証します。

2. 機内サービスについて

  • ・東レ株式会社と青森県発のベンチャー企業appcycle株式会社がそれぞれ開発したヴィーガンレザーを使用したヘッドレストカバーを導入します。SDGsに貢献するため、東レ株式会社が開発した100%植物由来PET1やリサイクルPETを原料の一部に使用したUltrasuede® nu2 最新開発品を使用したことに加え、appcycle株式会社のヘッドレストカバーには青森県産のりんごで作ったジュースの搾りかすを使用することで地域創生への貢献も目指します。
  • ・サステナブルなフライトを体感いただけるオリジナルカラーの機内照明や豊かな 自然を想像できるBGMを導入します。

3. ANAグループの最新の取り組みについて

  • ・資源類削減の推進にあたって、航空貨物用プラスチックフィルム等のリサイクルにおいて双日プラネット株式会社と連携し、日本の航空会社として初めて3資源循環型スキームを立ち上げました。使用済みの航空貨物用プラスチックフィルム等の素材や品質を検証し、再びANAで使用するプラスチック製品として再利用するスキームの構築を目指します。
  • ・航空機部品や制服等を活用したアップサイクル商品開発に特化したプログラムをANAグループで立ち上げます。グループ全体で廃棄品を管理し、商品アイディアについてSNS等を通じて発信し、お客様参加型のアップサイクルプログラムを 構築します。本施策の導入に先駆けて、A-styleにANA Future Promise特設ページを公開しました。
  • ・ユニバーサルツーリズムの特設ページを開設しました。

各取組みの詳細と最新情報については特設ページをご覧ください。

  • 1: ISO16620-1 3.1.5 「biobased synthetic polymer content」(植物由来比率)が100%のポリエステル。
  • 2: 「Ultrasuede® nu」は東レ株式会社の登録商標です。
  • 3: 2022年10月3日現在

以上

  • 報道機関からのお問い合わせ先:
    ANA広報部 03-6735-1111
    成田0476-31-6007
    伊丹06-6856-0270
    関西072-456-7890