2022.06.28
【ANA】「SAF Flight Initiative」 コーポレート・プログラムが始動 伊藤忠商事、野村ホールディングス、運輸総合研究所等、4社が参画しました 〜CO2排出量の削減(スコープ3)に取り組む法人契約パートナーを受付中です〜
● 「SAF Flight Initiative:For the Next Generation」における法人のお客様を対象としたコーポレート・プログラムが2022年4月より始動し、伊藤忠商事、野村ホールディングス、運輸総合研究所等、4社にご参画いただきました。また、昨年10月に立ち上げたカーゴ・プログラムには新たに三井倉庫エクスプレス株式会社・三井倉庫サプライチェーンソリューション株式会社にご参画いただいてます。
●従業員の出張におけるCO2排出削減、また、物流・貨物事業者の皆様の輸送・配送によるCO2排出削減に貢献し、産業横断的に航空輸送における脱炭素化とSAFの活用拡大をさらに推進してまいります。
●企業の気候変動への対応が世界的に求められ、また、ビジネスの国際的流動が回復基調にある中、お客様の航空輸送におけるCO2排出量削減に貢献してまいります。
ANAが持続可能な航空燃料SAF(Sustainable Aviation Fuel、以下:「SAF」)の活用等を通じて、お客様の航空輸送利用時に発生するCO2削減に取り組む「SAF Flight Initiative: For the Next Generation」のコーポレート・プログラムに、伊藤忠商事株式会社、野村ホールディングス株式会社、一般社団法人運輸総合研究所等、4社が参画いたしました。コーポレート・プログラムでは、ご参画いただいた企業の従業員の皆様の出張でご利用いただくANA便2が対象となります。
SAF Flight Initiativeは、ANAをご利用いただくさまざまな産業におけるリーディングカンパニーの皆様の脱炭素化のサポートを目的としています。温室効果ガス排出量の算定・報告の国際基準であるGHGプロトコル3で求められている企業の事業全体で間接的に発生するCO2排出量の削減(スコープ3)に貢献するプログラムです。昨年10月に物流・貨物のお客様を対象としたカーゴ・プログラムより開始した本施策は、アジアの航空会社としては初めての取り組みです。、以降、国内外より大きな反響をいただき、日本通運株式会社、株式会社近鉄エクスプレス、郵船ロジスティクス株式会社に加え、三井倉庫エクスプレス株式会社・三井倉庫サプライチェーンソリューション株式会社にも新たにご参画いただいています。
ANAではSAFの安定的な調達に向けて様々なアプローチで取り組んでいます。国産SAFの商用化および普及・拡大においては、ACT FOR SKY4の活動やSAFの開発に取り組む事業会社等との連携に努めています。また、LanzaJet, Inc.(本社:米国)やNESTE(本社:フィンランド)等の海外メーカーとも提携し、サプライチェーンの構築を進めています。
新型コロナウイルスのワクチン接種率の向上に伴い、世界的に国境を越えた往来が進展する一方、気候変動に伴う業績への影響の開示等が企業に義務付けられる動きが各国で活発化しています。ANAは、公共交通インフラである航空輸送におけるお客様のCO2排出量対策に係るサービスを提供し、国際ビジネスの交流と成長に貢献し、産業横断的にSAFの生産と活用拡大に取り組んでまいります。
- SAFとは:Sustainable Aviation Fuelとは、バイオマスや廃食油、排ガスなど原材料の生産・収集から、製造、燃焼までのライフサイクルでCO2排出量を従来燃料より大幅に削減し、既存のインフラをそのまま活用できる持続可能な航空燃料です。
- ANA便:全日本空輸、エアージャパン、ANAウイングスが運航する国内線・国際線が対象となります。その他の運航会社によるコードシェア便を除きます。
- GHGプロトコルとは:WRI(世界資源研究所)とWBCSD(持続可能な開発のための世界経済人会議)が共催している組織。スコープ1)企業の事業活動における直接的なCO2排出、スコープ2)電力消費など、他社から供給された熱源、電源等による企業のCO2排出、スコープ3)企業の事業活動における間接的なCO2排出(製品の輸送、従業員の通勤・出張)
- ACT FOR SKY:国産SAFの商用化および普及・拡大に取り組むさまざまな産業の企業計16社で構成されている有志団体(2022年6月27日現在)
以上
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