2022.06.03
【ANA】ANA グループ中長期環境目標達成に向け、特別塗装機でお客様と共に ANA のサステナブルな活動を推進します
● ANA Future Promise 立ち上げから 1 年を迎え、さらに施策を推進していくために、ANA のサステナブルな企業活動を象徴する飛行機として、本年秋より ANA Future Promise 特別塗装機の運航を開始します。
● 特別塗装機を中長期的に活用し、サステナブルな素材を使用した機内サービス品(機内食食器の一部、機用品の包材等)の提供や、アップサイクル商品の販売拡大、CO2 排出抑制を目的としたハンドリング等を展開してまいります。
●お客様からさまざまな施策に対する評価をいただき、ANAグループの中長期環境目標達成に向け、その他の機材や路線へ拡大し、お客様と共に ANA のサステナブルな活動をさらに推進していきます。
ANAグループは、持続可能な社会の実現と企業価値向上を目指し、昨年2021年6月に「ANA Future Promise」を立ち上げました。その後、2021 年 8 月に日本の航空会社で初めて機内食容器をプラスチック製から地球環境に優しい素材へ変更し¹、また、今年 3 月には食品残渣の循環型の仕組みの導入² 等に取り組んでまいりました。
ANA Future Promise 立ち上げから 1 年を迎え、さらに施策を推進していくために、ボーイング 787 型機の特別塗装機を活用し、サステナブルな素材を使用した機内サービス品(機内食食器の一部、機用品の包材等)の提供や、航空をテーマとしたアップサイクル商品の販売拡充、CO2 排出抑制を目的としたハンドリング等を中長期で展開してまいります。また、サステナブル素材を使用した商品やサービスの提供に係る施策については幅広いビジネスパートナー様との協業も検討していく予定です。ANA グループの中長期環境目標達成に向けて、さまざまなビジネスパートナーおよびお客様とともに、ANA のサステナブルな活動をさらに推進していきます。
現在、消費者がある商品を選択する際、商品そのものの機能や価格だけではなく、それを手掛ける企業は社会的責任をどのように果たしているのかという企業の姿勢や価値観に対する重要性が増しています。³人々の生活様式や関心が変化し、また、新型コロナウイルスの影響により航空需要も変容する中、私たちの提供する商品・サービスにおいても「ESG」「衛生・清潔」「ユニバーサル」等の要素を強化してまいります。
【特別塗装機について】
環境の概念を表現する「水と緑」をモチーフとしたデザインで、ボーイング787の2機に特別塗装を実施し、国内線・国際線(各1機)を運航します。
ANAグループは、2050年までに航空機運航によるCO2排出量実質ゼロ5を目指すという環境目標を中長期で掲げています。今後もお客様およびあらゆるステークホルダーの皆様とESG推進に取り組み、目標実現を目指してまいります。
- 1. ご参考(プレスリリース):「機内食の容器を地球環境に優しい植物由来の素材へ変更(2021年4月15日)」
- 2. ご参考(プレスリリース):「人に、環境にやさしい国際線機内食を提供(2022年2月22日)」
- 3. 消費者庁「エシカル消費に関する意識調査」より
- 4. SAFとは:Sustainable Aviation Fuelとは、バイオマスや廃食油、排ガスなど原材料の生産・収集から、製造、燃焼までのライフサイクルでCO2排出量を従来燃料より大幅に削減し、既存のインフラをそのまま活用できる持続可能な航空燃料です。
- 5. 「実質ゼロ」について:CO2排出抑制に努めながら、一方で排出されるCO2については同量のCO2を最先端技術等によって吸収・回収・利用し、排出量を実質上ゼロとすること
以上