2022.02.16

【APJ】NABLA Mobility、東大航空、Peach、産学連携で航空機運航の環境負荷低減を実現する取り組みを開始

株式会社 NABLA Mobility(東京都新宿区 代表取締役社長:田中辰治 以下、NABLA Mobility)、国立大学法人東京大学工学系研究科航空宇宙工学専攻 土屋・伊藤研究室(東京都文京区 以下、東大航空 土屋・伊藤研究室)、Peach Aviation 株式会社(大阪府泉南郡、代表取締役 CEO:森健明以下、Peach)は、産学連携で航空機運航の環境負荷低減を実現する取り組みを開始することをお知らせいたします。

世界的にカーボンニュートラルが推進される中、我が国においても航空分野の CO2 削減(※1)が注目されています。今回の取り組みでは、東大航空、NABLA 社が Peach の運航データをもとにそれぞれの強みを活かして環境負荷低減を実現するための提案などを行います。

そのうちの一つが、運航の効率化で、Peach の運航データなどをもとに、東大航空 土屋・伊藤研究室の研究開発および NABLA 社のデータ解析手法を活用し、Peach の主要空港である関西空港を中心とした、離陸から巡航を経て着陸に至るまで各区間における航空機の飛行軌道を最適化していくものです。

Peach が 2021 年 12 月 28 日に日本で初めて導入した A321LR

日本初の LCC でありアジアのリーディング LCC を目指す Peach が航空分野の脱炭素でも積極的に可能性を追求する中で、今回の連携取組開始を通じ、航空業界に期待される抜本的な脱炭素にかかるプロダクト開発および施策の実装を産学の連携で加速させます。

NABLA Mobility について(www.nabla-mobility.com)

NABLA Mobility は、航空機業界の効率改善、地球全体の脱炭素に貢献するソリューションを AI や航空機運航に関わるあらゆるデータを活用して提供する 2021 年 4 月に設立されたスタートアップ企業です。

東大航空 土屋・伊藤研究室について(www.flight.t.u-tokyo.ac.jp)

東大航空 土屋・伊藤研究室は、航空機・宇宙機の飛行力学制御を含めて人と航空機が協調して環境を守る航空交通管理の仕組みを創る研究を行う研究室です。その研究活動の一環で、航空機の燃料消費量を削減し、CO2 排出量を抑える、地球に優しいフライトの実現に向けた研究開発を進めています。

Peach について(www.flypeach.com

Peach は、2012 年 3 月に関西空港を拠点として運航を開始しました。新千歳、仙台、成田、中部、関西、福岡、那覇の 7 ヵ所を拠点空港として、国内線 33 路線、国際線 17 路線を運航しています。

※1 令和 3 年度 国土交通省 航空分野における CO2 削減の取組状況
https://www.mlit.go.jp/common/001403136.pdf

関連リンク:Peach Aviationホームページ内、プレスリリース/お知らせ